原住民の故里

白い鹿から始まる

白鹿を追って桃源郷へ、サオ族の杵音は湖畔の空 谷秀麗な山水の關を郷き渡る…


言い伝えによると、原住民サオの祖先は一頭の白鹿を追 って、日月潭を発見し、当地に定住したという。清朝にな ってから漢民族, 平埔族が開墾に遷入した。日月潭の豊富 な水產, 生い茂る森等の特性を生かして、漁撈・狩猟・採 集・農耕を生活の糧としてきた。とくに漁撈技術には様々 な知恵が生かされている。

サオ族の伝統歌舞

サオは政府が公認した台湾十番目の台湾原住民族であ る。独特の伝統文化を保存し、公媽籃 ( 祖霊籃) は信仰の 核心にあたる。籃(籠)のなかには祖先伝来の衣装が祖先 の霊を代表するものとして保管されている。


「杵音」は長さの異なる杵を石に打ちつけることにより 発する、リズムおよびメロディで、サオの文化を代表す る。湖面に広がる杵のリズムと舞は日月潭の著名な人文風 景になった。

ブヌンの響き

八部合音の歌声は自然との対話…


原住民ブヌンは中央山脈の高山地帯に住む。卡社・郡社・卓社 ・丹社・巒社という五つのグループがある。信義郷潭南村は卡社 群、地利・双龍は卡社・巒社・丹社群が勢力を持つ。


ブヌンの農事と狩猟は、植物の成長と月の満ち欠けによる。主食のアワ(小米)が、暦や播種祭・打耳祭・入倉祭といった 祭儀の中心をなす。「祈祷小米豊収歌」は「八部和音」として世 界に知られる。歌声がよければよいほど、豊作が望めると信じら れている。もっとも重要な祭典は「打耳祭」で、一連の儀式を通 じて男児は弓矢や狩猟の技巧を学び、文化が伝承されていく。


◎祭典を鑑賞する際は、各民族のタブーや規定を尊重し理解した上で お楽しみ下さい。

ブヌン族の打耳祭
八部合音