交通部観光署日月潭国家風景区管理所

車埕鉄道と木業文化体験

台鉄集集支線に乗ると、「最後の駅」と称される「車埕駅」に到着。ここには鉄道や木材産業の文化が色濃く残り、園内には多数の鉄道に関連する文物が展示されています。既存の線路やホーム、鉄道標識などの施設があり、国宝級の古い列車も展示されていたりします。また、当時の集集支線に走っていた蒸気機関車のための石炭補給台と給水塔、鉄道倉庫なども保存されています。そのほか、車埕駅後方には当時の駅長や駅員が休憩する日本式宿舎が修繕、保存されています。さらに竹南の信号所が移設され、再建されています。ここには数多くの鉄道の文化や歷史に関する遺跡が保存されています。その昔、車埕は木材産業で発展していましたが、政府の木材伐採禁止の政策により衰退しました。しかし今では観光名所へと生まれ変わっています。園内の貯木池や木材を運ぶためのクレーンも当時のものが整備、保存されています。貯木池は生態池へと変わっています。貯木池に設けられた木桟道沿いをのんびりと歩きましょう。楓の下で静けさを感じたり、疲れたら、貯木池の隣にあるティーハウスで休憩しましょう。のんびりとした雰囲気を味わえます。さらに、これらの貴重な木材文化産業の遺物は、再建された古い工場の建物である車埕木材産業展示ホールに陳列されています。行楽客の方はここで在りし日の車埕における木材産業の発展と繁栄を理解することができます。車埕の鉄道と木材文化を深く理解した後は、地元の木桶弁当を楽しみ、さまざまな木製器具を観賞し、木工手作り体験に参加するのもよいでしょう。自分だけの作品を作るのをお忘れなく！