交通部観光署日月潭国家風景区管理所

高山と森林は日月潭観光サークルにとってメインの観光DNAと言え、豊かな山林資源が多様なアクティビティを生み出しています。エリア内には険峻で秀麗な台湾百岳が38座あるほか、合歓山、奧萬大、渓頭、恵蓀、杉林渓などの豊富な森林レジャーや環境生態教育資源もあります。壮大な山林環境では各種自然遊歩道（国家レベルの高地登山道を含む）、滝、吊り橋などの景勝地やレジャー施設が発達しています。ここでは自由で快活、清々しい気分になる旅行体験を提供しています。台湾の山岳と森林旅行体験において最良の目的地となっています。

近年、日月潭観光サークルでは多元的なアイデア溢れるカルチャー旅行を楽しめます。一つ目は工芸品で、これには陶芸、竹細工、木工などが含まれます。草屯にある国立台湾工芸研究発展センターがこれらの工芸の発展を導いています。二番目は寺廟文化で、竹山紫南宮、日月潭文武廟、埔里地母廟、二水林先生廟などが知られています。三番目は老建築の活性化で、中興新村、台西客運バス停、竹山タバコ工場、税務出張所などが代表的なものとなっています。中興新村集落は台湾省政府時代の文化や英国式のガーデンシティをDNAとし、12の創意溢れるブランドが展示され、スタイリッシュなクリエイティブ集落となっています。四つ目はテーマ別の旅行体験で、集集鉄道旅行、観光工場、星空観察旅行、茶園旅行、コーヒー旅行、農村ミニトリップなどがあります。ファーマーズキッチンや老街の歴史散策、ヨガ、シンギングボウル、お香などのテーマが行楽客に人気を博しています。

海に面していない日月潭観光サークルですが、ここでも四種類の面白いォーターアクティビティがあります。一つ目は有名な日月潭と鯉魚潭で楽しめるボートクルージング、SUP、カヌー、自作の筏などです。さらに、アフタヌーンティーや茶席、達人によるハンドドリップコーヒー、日の出鑑賞、夕日鑑賞などの五感を楽しむ体験もあります。毎年9月には国際的に知られる「日月潭遠泳イベント」も開催されます。二つ目は温泉で、国姓郷の北港渓温泉エリアと信義郷の東埔温泉エリア、埔里温泉エリアがあります。三番目は二水郷の八堡圳で、毎年11月に開催される二水国際跑水祭りで、二水の文化や川遊び体験、山と海の特産品などを楽しめます。四番目は特殊な地理環境下で育まれた驚きに満ちた滝や沢登りです。

日月潭観光サークルには3つのテーマパークがあります。杉林渓森林生態リゾート、九族文化村、そしてタイヤル(泰雅）リゾート村が含まれます。杉林渓森林生態リゾートは生態探索をメインとし、美しい自然環境の中で親子が様々な花畑や星空、自然景観、環境教育、飲食、宿泊などのサービスを享受できます。九族文化村は主にヨーロッパの宮廷式庭園と歓楽世界(遊園地）、台湾の原住民族の集落文化の3つのエリアに分かれています。台湾で最も豊富で完全な原住民族の文化や歌や踊りのパフォーマンス、最新鋭のアトラクションを楽しめます。また、ムスリムフレンドリーレストランの認証も取得しています。タイヤルリゾート村は文化体験をテーマにし、原住民族の歌や踊りのパフォーマンス、ガイド解説付きの文化ツアー、生態ガイド解説、温泉、スカイウォーク、アトラクション、キャンプ、飲食宿泊などのサービスを提供しています。

日月潭観光サークル内では様々な生態体験アクティビティが用意されています。まずは動植物の生態観察です。有名な桃米生態村では多種類のカエルや蝶が棲息しており、カエルや蝶、ヤマメなどを観察する体験ができます。毎年4月から5月にかけてはホタルの観賞シーズンとなり、素晴らしい生態アクティビティを体験できます。二番目は自然歩道や生態教育館、自然教育センターなどの資源です。三番目は四季折々の花の観賞が含まれます。例えば1月から2月は桜や梅、チューリップ、3月から4月はペトレア、高山ツツジ、タチアオイ、5月から6月は紫陽花、7月から8月はワスレグサ、9月から10月はイチョウやコキアなどが楽しめます。11月から12月にはひまわり、ラクウショウ、楓の葉があります。四番目は特殊な地質生態である頭社活盆地で、これは世界で三か所にしかない泥炭土活盆地の一つです。

日月潭観光サークルにもスポーツ旅行の目的地があります。我々は三種類の独特なスポーツ体験イベントを提供しています。一番目は自転車で、これには海外メディアから「世界トップ10」と評されている「日月潭湖一周サイクリング道路」や「挑戰自我的武嶺自行車(自身へのチャレンジである武嶺自転車大会）」、アイデア溢れる竹製自転車、集集の緑色のトンネルをのんびりサイクリングするコース、中興新村の四輪自転車、電動アシスト付きマウンテンバイクなどがあります。さらに毎年、「日月潭Come!Bikeday自転車カーニバル」も開催しています。二番目はマラソンで、四つの有名なマラソン大会があります。台湾の米どころである田中のマラソン大会、埔里の山間部のマラソン大会、日月潭の湖一周マラソン大会、恋恋二水跑水マラソン大会です。三番目は埔里の虎頭山で行なわれるパラグライダー体験です。

日月潭観光サークル内には台湾の五大原民族族 (ツオウ族、タイヤル族、ブヌン族、サオ族、セデック族)が暮らし、多様で豊かな文化を育んでいます。集落旅行には三つのルートがあります。台14号線 (淸流、中原、眉源、眉渓、霧社、春陽集落)、台16号線 (潭南、地利、雙龍集落)と台21号線 (豊丘、久美、望郷、東埔集落)、および親愛集落、曲冰集落、武界集落、巴庫拉斯集落、達瑪巒集落、羅那集落などがあります。

日月潭観光サークルには豊富な資源があり、四つの項目で全国一位になっている農産品があります。それはお茶、コーヒー、パッションフルーツ、マコモダケです。日月潭観光サークルには八つの茶どころがあり、凍頂烏龍茶、日月潭紅茶、および海抜1千メートル以上の玉山、杉林渓、合歓山および大禹嶺の高山茶が知られています。全国で生産量が最も多いのはパションフルーツやマコモダケで、それらの関連商品もあります。ハイレベルなコーヒー産業も発達しており、国際的なコーヒーコンテストで大賞を獲るだけでなく、国宴に出されるコーヒーとして指定されています。そのほか、パックで育てるシイタケや夏のヘチマ、食用バラ、孟宗竹、青梅、サトウキビ、山バナナ、龍眼、有機栽培の樹葡萄、花弁、帝王柚など。これらは全国でもトップを誇る特色ある農産物です。これら一級農業資源も六級レジャー農業に発展しており、現在エリア内には14のレジャー農業エリアがあり、行楽客の方には野菜やフルーツの採取、食農敎育、ファーマーズキッチンで料理を学ぶ体験、農村ワイナリーでのテイスティング、精巧なお土産など、面白い農業体験イベントが用意されています。毎年10月になると全国最大規模の南投世界茶業博覧会やチョコレートとコーヒーのフェスティバルも催されます。台湾において農業旅行で最初に選ばれる目的地になっています。