【伊達サオ親水歩道】全長0.4キロ。起点は日月潭青年活動センター向かい。終点は伊達サオハーバーに至る。木道は湖畔に設置されていて、沿路、虫や鳥の声が絶え間ない。空気中にはかすかにホワイトジンジャーの香りが。
【鹿を追う伝説】サオ族の祖先はもともとは阿里山、あるいは台南近郊に暮らしていたと伝えられています。その昔、サオ族の人々が山中で狩りをしているとき、一匹の丸々と太った白い鹿を発見しました。一行は猟犬を走らせ、山や嶺を越え、この鹿を追っていきました。彼らは深山に分け入っていく際、道傍の樹木の皮を刀で削り、目印を作っていきました。それから幾日かが経ち、精根尽き果てたとき、目の前に美しい湖が現れました。サオ族に追われた白い鹿は逃げ場をなくし、湖の中へと飛び込みました。そして、冷たい水で身動きが取れなくなってしまいました。狩人たちはこの白い鹿を捕えた後、血と内臓をエサにして無数の魚を引きよせました。長老がこの魚を味見したところ、とても美味でした。青年たちにもこれを食べて良いというお許しが出て、喜んで分け合いました。彼らはこの湖は景色が美しいばかりでなく、魚類が豊富なことが分かり、神様から与えられた安住の地であると悟ったと言います。その後、木に付けた目印に従って村に戻り、部族の者たちを引き連れ日月潭へと移住しました。こうしてこの土地が彼らの故郷となったのです。